防犯講習会2025

2025年12月7日(日)9時30分より、高坂丘陵市民活動センター視聴覚ホールにて、高坂丘陵区ハートピアまちづくり協議会主催の防犯講習会が開催されました。演題は「我が家の防犯対策・空き巣対策」で、関心の高いテーマとあって臨時の椅子席も含め満席となるほどの盛況でした。開会にあたり、防災防犯委員会の大熊委員長のご配慮により、旗立台自治会防災防犯委員の澤田委員が司会を務めました。また、高坂丘陵地区ハートピアまちづくり協議会の戸森会長より主催者挨拶が行われました。引き続き、昨年に引き続いてお願いした東松山警察署生活安全課の名和様より、前年度と重なる空き巣対策に加え、特殊詐欺についてもご講演いただきました。参加者の皆さんは熱心に耳を傾け、防犯意識の向上に大いに役立つ講演会となりました。

防犯対策チェックリストと防犯パトロールステッカーを説明する大熊委員長
主催:ハートピアまちづくり協議会戸森会長挨拶
講演:東松山警察署生活安全課 名和様
司会:旗立台自治会防災防犯委員の澤田委員

                   講師の説明に熱心に耳を傾ける多くの参加者

戸森会長より

鳩山町、熊谷市、春日部市において侵入事件が相次いで発生しており、連続窃盗に関与した3つのグループが摘発され逮捕者も出ていますが、依然として警戒が必要な状況とされています。こうした背景から、多くの参加者が講習会に参加したものと考えられます。講習会では講師の名和様より、侵入窃盗に対する家庭および地域での防犯対策について説明が行われ、この講習会が参加者の防犯意識向上や備えに役立つことが期待されています。

講師の名和様より

昨年12月8日の防犯講習会で空き巣被害に関する説明を行いましたが、その後も連続して発生する事案が確認されました。戸森会長からの報告された連続窃盗事件に関与したとみられる11名が逮捕され、現在も余罪について取調べが進められています。捜査には時間を要する状況です。本日は、空き巣被害を未然に防ぐための対策についてお話しいたします。

◇空き巣対策として

①.防犯仕様の防犯グッズ、防犯カメラ、防犯ドア、防犯ガラス、防犯フイルム、シャッター、補助錠、センサーライト、砂利、インターホン、自宅に必要以外の現金を置かない、自宅に帰ったらドアを開ける前に後方に不審者いないか確認、ピンポンと鳴ってもドアを開けないというよなところです。防犯対策チェックリスト(2024年12月31日、ハートピア/防災・防犯に掲載)に書いていることを一つでも多くやっていただけると自宅が安全になります。

②、防犯ガラスについて、CPガラスは防犯力が強い。泥棒が割ろうとしても5分ぐらいかかる。新築の際は検討して欲しい。泥棒と鉢合わせが一番怖い、家の中で一番シェルターに近い場所はトイレです。トイレに駆け込んで110番通報する。

③、埼玉県警の統計から窃盗犯が一番多い。全犯罪の7割から8割が泥棒。全犯罪の発生数が一番多いのが平成14年285.4万件とピークで令和3年で56.8万件、令和5年で70.3万件、令和6年で73万件と犯罪が増えてきた。

刑法犯の認知件数の推移
財産犯の被害額の推移
特殊詐欺全体の被害者、赤は女性、青は男性

➃、電話による詐欺には、親族語り、警察語り、還付金語り(医療費の払い戻し)、自動音声誘導(1を押して)、国際電話番号による特殊詐欺(+1や∔44)などは留守番電話対応やナンバーデスプレイで確認し電話に出ない。

◇休憩後には質疑応答の時間が設けられ、名和様に対応していただいた。

荒井地区センター所長より

名和様の講話を受け、防犯に対する知識が深まり、今後の生活における安心感の向上が期待されます。また、防犯対策においては、地域住民同士の交流や見守りが安心感の醸成につながり、精神的負担の軽減にも寄与すると考えられます。

荒井地区センター所長

丘陵地区防犯・ながら見守りのビブス

ハートピアまちづくり協議会で丘陵地区防犯・ながら見守りのビブスを107枚購入し、各自治会に配布させていただきました。

睦名副支部長着用のビブス:各自治会で管理して下さい。