「比企の縄文時代」 比企歴史の丘巡回文化財展

 比企点描 101
 市役所総合会館で比企歴史の丘巡回文化財展が開催された。引き続き関係市町村で巡回展示が行こなわれるとのこと。比企地区の縄文時代の発掘品展示だが東松山市で行われているので市内で発掘されたものが強調されていた。

東松山市の発掘した遺跡の地図からは縄文人は川のそばの台地のへりに居住していたことがわかる。大昔から住みやすい環境の地だったのだ。

 展示品は「比企地区」の出土品で、東松山市のものも含まれている。草創期、前期、中期、後期と時代に分かれて展示されているが、旧石器時代の展示も。
縄文中期
縄文草創期   🔻土偶も
縄文前期
旧石器時代
 昔々、日常的に使われていたものが今の世に甦った土器類。芸術的なものもあり、変化に富んだデザインだったことがわかる。また破片から修復した現代の技術の高さも見て取れるので考古学的素養がなくとも自分の視点でたのしく見てくるのが良いのかもしれない。
 残念だったのは高坂丘陵地区にあった舞台遺跡や緑山遺跡などの展示がなかったこと。
 2024.9/11 取材