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 2023.9/28更新

比企点描>

 鉢形城

比企の城館めぐり-15
掲載2023.6/30  
 ふらりと行ったことのある城址公園だが、真面目にお城全体を歩いたことがないので気合を入れて見てきた。さすがに国指定史跡とあって規模もそうだが、名残を留めている土塁や堀もきちんと残っており一見の価値があるところ。川遊びで断崖下の玉淀には良く行くが、荒川河岸からは見上げるばかりの崖の上は中世の要塞だ。
鉢形城
 石柱は大手口ではなく、搦手口にある。案内標識のいたるところに「三つ鱗」があるが、戦国時代最後の城主北条氏の家紋だ。
 まず、「鉢形城歴史館」に行こう。歴史とジオラマを見て、もらった地図で出発。
 
 外曲輪
 大きな土塁は上が幅広い。馬用?
 土塁の外側は幅の広い堀。ガマの穂が茂っていた。
 堀と土塁で外側を守っている外曲輪だが中側の次の守りは「深沢川」名前の通り深い谷間にあるので天然要害。
 深沢川
 外曲輪の端の虎口から急峻な下り道を降りると橋を渡りより中心の曲輪に。
 橋の周りは崖!
 もう一つの橋のかかったルートは崖を階段で昇り降り。
 
 笹曲輪(:ささぐるわ)
 一枚岩で作られた地形ジオラマ、残念ながら上に登って俯瞰しないとわからない。どうも登るようにはできていないので・・残念!
 搦手口の曲輪。荒川と深沢川の合流地点で、深沢川沿いに馬出があり守りは固い。
 本曲輪(:ほんぐるわ) 伝御殿曲輪、伝御殿下曲輪 
 一番高いところの伝御殿曲輪
 荒川名勝「玉淀」 対岸の旅館・料亭が見える。崖の上を実感。
 一段下の伝御殿下曲輪
 本曲輪にある立派な土塁に囲まれた「寄居シルバー人材センター」拠点、さすがお城の町。
 二の曲輪(:にのくるわ)
 二の曲輪と三の曲輪の間の土塁と空堀と畝。奥に行くほど壮大。
 荒川の断崖で終わる空堀(堀切)
 馬出を囲む空堀
 もう一つの深い空堀(堀切)。これも荒川の断崖に落ちていく。
 馬出(?)荒川に向かって??でも構造はすごい。最後の籠城用?。
 三の曲輪(:さんのくるわ)  伝秩父曲輪 
 一番整備されている区画(発掘調査も進んでいる)
 遠方復元石積み土塁
 井戸  復元四阿(あずまや)
 復元四脚門
 復元石積み土塁  伝諏訪曲輪への虎口
 大手口
 正面入口だったのだろうが、周りの複雑な堀割(池?)が面影。
 堀割(空堀?)の真ん中にある築山=弁天社跡
 冒頭の案内板にある「3ヶ月の戦いの跡、落城」とありますが、「1ヶ月余りにおよぶ籠城の後、城兵の助命を条件に開城」との説明がフィールドマップには記載されていた。どちらの表現にしても「難攻不落」だったようだ。除草管理された広い曲輪は夏の暑い日差しで草息れの中、歩き回ってきた。「つわものどものゆめのあと」
 
  2023.6/29撮影 (YSK)