12月11日、東松山警察署生活安全課から2名の講師を招いて、防犯講習会が開催されました。今年度もコロナ対応による人数制限のため、自治会役員のみを対象とした講習会となりました。
講習内容は「特殊詐欺(いわゆるオレオレ詐欺)」で、東松山警察署管内でも15件、総額2,295万円の被害が出ているそうです。近年では市役所や警察を騙り、キャッシュカードを取られたり、コンビニ等のATM等から振り込ませるもの、グーグルやアップルストア等のプリペイドカードを買わせるものなどもあり、相変わらず被害が出ています。
被害者のアンケートによると「自分は被害に遭わないと思っていた。」97%、「詐欺の手口は知っていた。」95%となっており、知っていても騙されるほど犯罪グループの手口が高度になっているようです。
ビデオ上映の後、宮林講師から対応策について説明があり、有効な防止対策としては、「迷惑電話防止機能付きの電話機を使用することが最大の物理的防止方法」であるとして機能を使うことを勧められました。犯人は自分の声を録音されることを恐れており、録音することのメッセージが流れた時点で電話を切るとのことでした。
次に「管内の警報事例について」近藤講師から説明がありました。
空き巣や置き引きなどの窃盗、暴力事件などは高坂丘陵地区では0件でしたが、管内では800件以上の警報例があり、埼玉県では3万件以上となっています。
埼玉県では人口当たりの警察署員が少ない分、防犯ボランティアの数は全国一多いということですが、生活圏内での「散歩」や「わんわんパトロール」、「花壇等の手入れ」も犯罪防止効果があるとされていますので、丘陵地区内で行われている「あいさつ運動」や隣近所での会話等も十分に効果があるようです。
また、海外で人気の高い車種の盗難事件も増えており、注意が必要とのはなしもありました。
講習会は1時間半ほどで終わり、質疑応答の後、閉会しました。 |