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 2023.9/28更新

「ふかや緑の王国」 花いっぱい研修視察報告

 深谷市は花によるまちおこし運動ガーデンシティ深谷を進めています。今回はその成果の一つ、「ふかや緑の王国」の状況について東松山市自治会連合会のメンバーおよそ100名が「花いっぱい運動」の参考事例として見学することになった。

 緑の王国事務所での説明会において、深谷市のネギ、ブロッコリー、スイートコーンなどの農産物の他、チューリップ、ユリなど切り花出荷量は全国1~3位。中でも花卉への取り組みは類を見ないとのこと。

 緑の王国梅林の紅梅 2月22日

  
 ふかや緑の王国へのアクセス
 JR深谷駅前花壇  向こうにレンガ造りのJR駅舎

市内の駅前、主要道路脇などアクセスの多い場所に、「市民ガーデンボランティア」の皆さんが造園した花壇に、年間を通して草花を育て市内を彩っている。

現在メンバーは約120名、女性が80%を占めるという。

市の広報誌は、その2ページをフルカラーにして市民の花への取り組みを掲載している。

 JR深谷駅前大通りの手作り花壇

 緑の王国事務所での市の説明会

 東松山市内行政パートナーおよそ100名の参加

 ふかや「緑の王国」は、かつては埼玉県の樹木園芸研究施設であったが、施設は使用されることなく荒廃していた。深谷市は、5年間の無償貸与契約を結び市民の森として再生させることとして、市民の自主性による整備を進めた。雑草を除去し雑木を切り土地を再生させた。この整備ボランティアは年ごとに増加し、現在220名。男性が90%。

 雑木を除去し、市民の森としての青写真をもボランティアで作成し、土地整備の機材は市で提供するが、整備作業、植え込み等の整備・管理は市民の手に依っている。植え付ける苗木も市民が持ち寄る。

 この事業にかかる市の担当者は8名。運営拠点はこの緑の王国事務所。市民が主体的に進めるこの事業は、樹木林の造園・整備、園内のベンチ・遊具設置樹木名板表出・休憩所などの付帯施設の設計・製作、炭焼き施設・ミニチュアの田園ジオトープ、ホタルの育成・野鳥生息環境整備、子供たちのイベントの計画と運営、野外料理、陶芸班、オブジェの制作設置野外コンサートなど全体で16班が活動しているということでした。

 それぞれにリーダーがいて年間計画に従って作業を進めている。市は特に関与しない。

年間イベントは、2月の王国建国祭、10月の音楽祭、収穫祭と試食会など通年にぎわっている。売り上げは王国としてプールし、ボランティア活動費として自主的に使われる。

 
 事務所正面
 ボランティアIDカード

 オブジェは陶器製、事務所の前庭においてある。

 事務所正面のオブジェ
 ボランティアが造った庭園
田園風景のビオトープ植樹も先が楽しみ。樹木苗の寄贈者表示プレートも誇らしい。  水車小屋

日本庭園のアイテムに趣向を凝らしている。

事務所前のかわいいキッズハウス

 子供たちの巣箱の作品コンテスト

園内を視察する参加者

さまざまなトライを待ち受けるフィールド

 隣接する埼玉県花植木流通センターの温室には様々な花が咲き誇っている

園内の遊歩道、樹幹には巣箱がかけてある。春の新緑を待ちわびる。

 

園内の梅林、2月22日はまだ3分咲き。

王国内の池、ホタルの育成のため担当者は環境整備に腐心している。

今年の第5回ふかや緑の王国春祭り 4月28、29日に開催。臨時駐車場も用意。

同日深谷市内の約70軒の市民の家庭の庭を解放し見学できるイベントも予定。

第10回ふかや花フェスタ 4月27、28、29日の3日間。

   

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