「おっぱたじょう」。杉山城のちょっと先にあるので2度ほど行ってみたがわからずじまい。GoogleMapにはポイントがあるが森の中。今回は地元古老情報を得ることができたので、登城することができた。案内もなく整備もされていないただの山。 |
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関越道横断歩道橋「愛宕橋」より越畑城を臨む |
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Google ストリートビューより |
関越道下り線沿いのただの緑深い丘陵地帯。嵐山小川ICより本線新潟方面約800mのところ。橋上のからの写真中央の高いところが「本郭」(ほんくるわ)の端。関越道は本郭の山を壊して開通したとのこと。道路からは巨大な切り立った法面が続いているが、緑の深さが年月を物語る。 |
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元本郭に立っていた立派な石碑は上り線側の高速道フェンス横に移設されていた。これまた、見つけるのが至難の業。石碑は柵が張り巡らされており柵越しに撮影。石碑の裏側は見ることができなかった。 |
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越畑城と推定郭縄張り位置 |
(ざっくりイメージ) 国土地理院地図に加筆 |
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北側直登ルート |
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高速道脇に立派な階段がある。登ると急勾配のフェンス横の直登山道。やたら多い蜘蛛の巣を払い除けて進むが篠竹と倒木で行く手が塞がれ断念。 |
高速道横断ルート |
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まず「林道」に入っていく(起伏が激しいので林道整備されたのだ・・と驚き) |
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クズの蔦の間から突然階段が見えてくる。「愛宕橋」横断歩道橋だ。もっと言えば名前の通り愛宕神社の参道。 |
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渡りきるとまた急峻な階段が続く。けっこう高度差がある。 |
最高高度地点 |
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高速道フェンス横の道(側道?)を上り詰めると多分、本郭の残骸あたり・・なにもない。周りは篠竹の深い藪で、西側(高速道反対側)の鎌倉街道などは俯瞰できない。 |
つなぎの平場 |
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本郭と二の郭の間の低いつなぎの尾根。少し面影があるが、ちょっと開けた山道。 |
二の郭 |
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盛り上がったところに愛宕神社がある。(武士の「勝利の神」信仰の名残か?) |
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この城の西側には鎌倉街道上道(かまくらかいどうかみつみち)があり、杉山城と同じような街道監視の拠点だったようだ。空堀や土塁などの構造物遺構はなく(?)自然の地形を生かした山城。道路工事前の発掘調査で大きな炭穴が確認されており、狼煙台(のろしだい)の機能があったとのこと。それにしても今は現代の鎌倉街道機能の大動脈関越自動車道。 |
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