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高坂丘陵地区の地学
■地形 | |
(行政区分の)高坂丘陵地区は地形区分としては「岩殿丘陵」に位置します。高坂台地の西端の丘陵地帯の始まりの所にあります。開発当時の公団資料には比企丘陵の「南比企丘陵」となっています。 | |
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出典;「生物多様性保全県戦略」埼玉県2008より | |
■地形図 | |
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本地区の位置する比企丘陵は、荒川、越辺川に囲まれた地域に広がる丘陵です。 松山台地、都幾川平野などにより、南北の丘陵に分けられ、標高50~80mで傾斜のゆるやかな北比企丘陵と、標高100m前後で傾斜も急な南比企丘陵に分けられています。 本地区は、南比企丘陵の東端部に位囲し、地形はほぼ西高東低てす。地区内の比高差は約53m、斜面傾斜角は7~10度くらいてすが、一部には35度以上の急傾斜地もみられます。九十九川と越辺川にはさまれた地域にあり、一部は越辺川流域ですが、 概ね九十九川の流域となっています。 地区内に入り込んている谷戸は規模の大きいものではなく、西方の物見山(標高35.6m)から辿なった尾根を頂点に、東西方向に呉器谷、南東方向に児沢(チゴサワ)、地区西側の千年山(標高80m)よりの中丸谷が主な谷筋となっています。その長さは1 km程度で、水系としては小規模なものてす。勾配は1/33以下て、非常になだらかです。 |
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住宅都市整備公団資料「高坂」より | |
■地質 | |
(行政区分の)高坂丘陵地区は「岩殿丘陵」の南端にあり、物見山層の礫岩、砂岩に覆われています。 | |
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出典;東松山の化石図鑑(平成25年3月 東松山市教育委員会発行)による | |
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本地区の地質は、 表層がローム層で、その下は2層の粘土層と3層の礫層よりなる物見礫層となっており、支持力は大きいものです。谷戸部は沖積層で、3m以上のヘドロの堆積箇所はあまりみられず、谷戸部の地質としては、比較的安定しています。(但し、中丸池上部は他に比べ比較的深い)また、 関越自動車道の工事においても、 地盤沈下はみられず、本地区の地盤は安定しています。 | |
住宅都市整備公団資料「高坂」より | |
■県立比企丘陵自然公園区域 | |
(行政区分の)高坂丘陵地区はほとんどが県立比企丘陵自然公園区域の中にあります。桜山台の一部を除くと、この地域の皆さんは「県立自然公園」内で暮らしていることになります。 |
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出典;「埼玉県立比企丘陵自然公園区域図」埼玉県発行より | |
掲載 2015.10/31 改訂:2020.6/6